2019年06月29日

お話

東大阪・菱屋西の鍼灸・マッサージ
にゃんこ鍼灸治療室です。
ご覧いただきありがとうございます。
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こんなことやココも…。



もしも鍼灸治療院に行かれたら

主訴以外でも気になっていることを

お話してください。


1番今、気になっている主訴について

どう伝えようかは考えて来られるでしょう。

しかしほとんどの方が

それ以外に

ずっと気になっているところや

「関係あるかわからないけど」

と思われることを持っておられます。

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何かあれば

遠慮なさらずにお話してください。


たいていは施術者側に質問されて答える形になるでしょうが、

聞かれなかったから必要ないとは限りません。

私たちは病院の診察時間よりもゆっくりとしたお時間をいただき、

あなたの体とこころを知っていきます。

その中に解決のヒントがあります。


お話をお聞きしていくうちに、

今回の主訴には直接関係ないことは

ちょっと置いておく、

ということになりますが、

もし気になることが主訴に関係するものなら

主訴が快方へ向かえば

そちらも治まるようになります。


お話していただいたことは

守秘義務に基づいて守られます。


体とこころはつながっています。

気持ちのしんどさや不安も出して

まるごと解放された

軽〜いご自分を

ぜひ取り戻しましょう。

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継続して施術を受けられたある日、

だんだんと気にしていたことのお話がなくなってきます。

そんなタイミングで

「〜〜〜とおっしゃっていた症状はどうですか?」

とお聞きしたとき

「あ、そういやなくなっています。」

とか

「そんなこと言ってましたね。」

と、

ともすれば忘れてしまっているという状態になります。


主訴についても

楽な状態が増えて

ご自分で管理できるようになると、

施術を受けるタイミングも決められるように

なります。

そうすれば

にゃんこは少し離れたところで待機するようになります。


それまで

体とこころの声を

ご自分で、

そして一緒に、

聴いてあげましょう。

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症状を通して

本来のあなたを解放することができるタイミングは必ずきます。

応援しております^_^




にゃんこ鍼灸治療室
平日10:00〜19:00(日祝休み)
http://www.nyankoshinkyu.com
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2019年05月12日

不定愁訴 2

東大阪・菱屋西の鍼灸・マッサージ
にゃんこ鍼灸治療室です。
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体のあちこちが痛い、つらい。

頭痛が出る日、胃痛が出る日、下痢になる日と

いろいろある。

けれど検査をしても背景に病気がみつからない。

これが「不定愁訴」です。


あちこち気になるときは

自分について知る時が訪れています。


次のような時期に出やすくなります。
・思春期や更年期
・仕事や家庭環境が変わったとき
・ストレスや緊張感に長くさらされてきたとき

痛みやつらさといった身体症状があると

私たちの意識は自然と自分に向けられ

感じ、

そして探ります。


気持ちは内側へ向かいます。

・このつらさは何だろう。
・この痛みは何が悪いんだろう。
・なんでこうなったんだろう。

自分へ問いかけ、考えます。

病気からくるものや生活習慣やクセ、

また体の使い方だと言われて考えてみても、

つまりは自分の今までを振り返ることになります。

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心身ともに充実感があって元気なとき、

私たちの目は外に向いています。

人との関わりもなんなくできます。

自分と向き合うことなんて意識しないくらい、

体とこころにズレはありません。


誰かのために、何かのために

毎日を過ごすことに慣れている私たちは、

常にその目が近くにいる人に向いていることが普通になっています。

家族が倒れたら心配しても、自分のことは後回しになります。

真面目でよく働く方は、

大変な状況でさえ

自分ががんばることで充実感を得る

ということが起きるくらい、

常に意識は外に向かっています。


ある時期に

それまで充実感を得ていた対象が変わったりなくなったとき、

急に取り残されたような感覚に陥ることがあります。

自分の目はやがて

内へと向かいます。

・何をすればいいんだろう
・出来ていたことが出来ない
・楽しかったことに興味がなくなる

これらは身体症状としていろいろな形で現れ、

あれ、なんか体調が悪いな

となります。

はじめに記したように体のあちこちが気になり出します。

中でもずっとあった慢性の身体症状はさらにひどくなります。

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その痛みやつらさ、

思い返せばいつから始まったのでしょう。


ずいぶん前に感じたけれど

おさまったり

抱えながら

やってきたのではありませんか。


体とこころはつながっています。

こころに落ち着きがないときには

体の症状もどうしたらいいのかわからない状態になりがちです。


あちこちがつらい。

こっちはましになったけど、今度はこっちが。


いくつも病院や治療院をはしごしたり

診断が信じられないかのように

同じ質問をしていたり

説明されたのに疑問が出てきたり

考えてばかりでさらに疲れてしまいます。


もしあなたが今

こんな状態になっておられたら

ちょっと自分に問いかけてみてください。

治したいという気持ちより

不安な気持ちが1番なのではありませんか?

・まさか私が?
・歳のせい?

いくつも?が出てきたとき、私たちは解決しようと行動に出ます。

その行動がとても大事で、

ようやく、

自分の状態に目を向けた証拠になります。

「治したい」の一歩手前にある

現状を理解するのに必要な時間です。


症状が病気からくるものかどうか

まずは検査を受けて

治療法が提示されたら必ず、

納得してはじめましょう。

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自分に意識が向かうとき。

こころが内へ向かうとき。

それは「暗い」とか「恥ずかしいこと」ではありません。

自分に向き合うことは

ちゃんと感覚を確認し

自分を知るために必要な時間です。

誰にも代わりはできず

誰にも任せることはできません。

見ないふりをしてきた部分や

知らなかった一面が

たくさん噴き出てきて厳しいときもあるでしょう。


そのしんどさに寄り添い

手助けをするものの中に

鍼灸・マッサージもあります。


症状がなかった前に戻ることを目指すのではなく、

症状が出ない過ごし方にきりかえ、

出たとしてもひどくならないように、

今度は新たな自分になっていくことを目指しましょう。


あちこち気になるとき

それほどあなたの体は自分を見てほしかったのだと気づけば

一つ一つを怖がらずに済むようになります。


こういう場合の施術は、今1番気になる症状を緩和すべくはじめますが、

単にその場所だけをみるのではありません。

おおもとを探りそれに対するアプローチをします。

ですから全身を拝見します。

人によって始まってからの期間も背景も違うため、

根気がいることもしばしばです。

おおもとが改善すればあちこち出ている症状もおさまっていきます。

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不定愁訴は決して

「気にしすぎ」や「気のせい」

ではありません。

つらさが少しでも軽くなれば

不安から希望が持てるようになります。

体からの刺激は、あなたがこころを見つめる作業を後押しします。

症状が軽くなるのと並行し、

あなたの本当のこころの声も聴きやすくなります。


長いことうづくまっていた本当の自分を

探してあげましょう。


自分の体とこころにズレがない状態を

みつけていきましょう。


解決の糸口は必ずどこかにあります。



諦めないあなたを

にゃんこはいつも応援しています。




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2019年04月15日

痛みは他人事

東大阪・菱屋西の鍼灸・マッサージ
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痛いとき、

「どこが?」

は言いやすいですね。


しかし、

「どんなふうに?」

と聞かれたら何と答えますか。

・ズキズキする
・ビーッとする
・ピリピリする
・もやっとしている
・とにかく痛い

表現の仕方は様々です。

どうにかこの感じを伝えたいと

例えも使ったりした経験はありませんか。


骨折した経験がないのに「折れたみたいに」痛かったり、

えぐられているみたいに痛かったり、

棒を突き刺したみたいになど、

実に様々な言い方があります。


また、痛みに対して強い・弱いという捉え方もあります。

同じ刺激でもあなたと隣の人とは違う体、違う感覚です。

さらに痛いのではない場合もあります。

しびれを痛いと感じたり、

痛みをかゆいと感じたり、

痛いではなくしんどいという表現になったりもします。


こんなにいろんな言い方が出来てしまうのは、

感覚には個人差がある上に、

表現の仕方も人それぞれの言葉になるからです。


〈 どれどれ 〉
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自分が痛くてつらいのになかなか他人がわかってくれないと、

「所詮他人事なんだな」

と疲れますね。

そう、他人事なんです。

いろんな言い方ができるくらい感じ方は違うんだと思えば、

「痛みは他人事」は冷たい意味でなく

ただの事実となります。

病院や治療院に行かれた際は、

がんばってあなたの感覚を伝えましょう。


もし言い方がわからなくなったら(聞かれると思いますが)

「どんなときに痛いか」

を足してください。

・どんなふうにするといたいのか
・どうしたらましになるか
・どうしたらさらに悪化するか
・決まった場面、決まった時間につらくなる

しかし痛みがピークの時には

こんなことを考える余裕がないものです。

出たり出なかったりする症状は、

どうだったか忘れてしまうこともあります。

「こうしたらましだけど、こうしたらあかんな」

ちょっと思い出しておきましょう。


〈どこにいるでしょう〉
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あなたの訴えの中に解決の手がかりがあり

表現の仕方の中に答えがあります。

ご自分の言葉でいいのです。

専門用語など調べていなくていいのです。


ブログ「カルテの既往歴、家族歴」

でカルテ記入についても記しました。

医療従事者や施術する聞く側の人としての問題も大きく関係しますが、

自分でも体について伝えましょう。

それがはじめの第一歩になります。

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痛みは、わかってもらえたという感じがしたら

それだけでも少し緩和されます。

また、

「わかってもらえた」

というのは治療や施術の結果、楽になったときにはじめて思えることです。

あなたの痛みが解決のための手がかりとなります。

自分のありのままの感覚を大切にしましょう。


自分の感覚だけは

決して他人事にしないように。





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